その2

お兄さん☆

「それで、お兄さん。今日はどういったご用件ですか?」
「まあ、なんとなく・・・・」
「なんとなく・・・・ですか?」
「・・・・・」
「まあ、千紗ちゃんがどうしてるかなっと思って・・・・」
「でも、千紗みたいな子供だと、お兄さんは退屈しないですか?」
「そんなことないと思うけど・・・・」
「ホントですか? 千紗とってもうれしいです」
なんとなく、千紗ちゃんって一緒にいると楽しくなるコなんだよな。
あの子供っぽさと『お兄さん☆』っていうのがいいのかな(笑)?


お兄ちゃん☆

「お兄さんは、どこかへお出かけですか?」
「いや、俺は単なるヒマツブシ・・・・かな」
「そうでしたか」
「・・・・・」
「どうかしたですか?」
「ん? あ、ちょっとね。千紗ちゃんが、俺のことをお兄さんって
呼ぶのが・・・・」
「ダメ・・・・でしたか?」
「あ・・・そ、そんなことないよ。ただ、ちょっとくすぐったい
だけで・・・・」
「千紗ちゃんみたいな妹いないから」
「千紗はお兄さんをお兄さんってよんでもいいですか?」
「それは千紗ちゃんの好きでいいんじゃない?」
「じゃあ、お兄さんはやっぱりお兄さんです。えへへ☆」
無邪気だなあ、千紗ちゃんは。ま、たしかにこんなカワイイ子に
お兄さんと呼ばれて、悪い気はしないな。
でも、お兄ちゃんっていうのも捨て難いよな。


お兄さんはやっぱりロリ○ン

「お兄さん、千紗のお話きいてくれますか?」
「ん? いいよ、べつに。いくらでも話してよ。どんな話かな?」
「千紗・・・子供っぽいですか?」
「え?」
「千紗、最近、学校のお友だちの会話についていけないんです・・・」
「千紗、お友だちがなにをいっているかはわかるんですけど、
なにがおもしろいのかよくわなんないです・・・」
「きっと、千紗が子供だからだと思うです。
お兄さんは千紗が子供だと思いますか?」
「う〜ん、そうだね。どちらかと言えば子供っぽいか」
「じゃあ、千紗は大人にならないといけないですか?」
「そんなことないと思うよ。俺は子供っぽい方が好きだし」
「ふにゃああ。お兄さんはやっぱりロリコンですぅ。
千紗、お話する相手まちがったですぅ」


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